「僕の心のヤバイやつ」、略して「僕やば」がなかなかキモいのでレビューします。
マンガのほうは、何かしらのランキングに入っていたので、数巻だけ読んでました。
その時も同じことを思っていたのですが、かなりキモいです。
キモいと思いつつ、これがおもしろいと共感されている、と言うことは、けっこう似たような感情をもっている男子が多いということですかね。
スクールカーストの一番下にいる男の心情が描かれていると思います。
実際、人間は心の中で何を考えているかわからないですからね。
男はだいたいエロいことを考えていると思っていた学生時代ですが、
意外とエロ以外にも、殺したいとか、他の感情を持っている人が多いことを後々しりました。
僕やばに関しては、最初は殺人鬼的な思考から入りますが、結局はクラスのアイドル山田への恋愛感情です。
ちょっと関われただけで、一気にハッピーになる、非モテコミュ障男子の、あるあるのようです。
こういうアニメが最近多いですよね。
そもそもアニメを見る層が、カーストの下位の人が多いと思います。
カースト上位にいる人は、もっとスポーツに打ち込んだり、リア充だったり、ジャンプの主人公が活躍するような話が好きだったりします。
僕やばのような、主人公が報われない系の話がささるのは、まさに自分がこういう状況だった、という人が多い気がします。
スクールカースト下位の人間からすると、挫折を乗り越える系のストーリーの、最初の挫折の部分がすでに見ていて苦しいのかもしれません。
挫折を乗り越えた経験もなければ、常に人生も学校も仕事も諦めているような、なんとか社会で生き残っている、という状況ならば、そういう思考になるのは自然です。
人間だれしも、ストーリーや主人公に共感がしたかったり、自分と重ねてしまう生き物ですから、少なからず自分と似ているところがあるほうが、見ていておもしろいと感じるはずです。
逆に全く共感できなければ、それはそれで新しい世界が知れるので、面白いのですが。
まだ１話しか見ていませんが、主人公の市川は果たして、クラスのアイドル山田と最後はどうなるのか、楽しみです。
いい感じになるのか、それとも現実を見せられて、バッドエンドが待っているのか。
アマプラで無料で見れます。
興味のある方は見てみて下さい。
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