※ネタバレ含みます
「哀愁しんでれら」がそこそこ面白かったのでレビューします。
パッケージの表紙に惹かれて見てみました。
親子3人の写真です。
目がくり抜かれたようになっているので、どの俳優なのかは、映画を見るまでわかりませんでした。
フタをあけてみれば、土屋太鳳と田中圭だったので、「そこまでグロいシーンとかはないか。」と予想できましたが、やはりそのとおりでした。
グロもエロもそこまでありません。
ストーリーと、人間のサイコパス加減を楽しむ映画です。
前半は基本的にずっと幸せに包まれた家族の描写です(家は燃えちゃうけど)
後半から一気に崩れ始めて、様々な人間のサイコパスな部分があらわになってきます。
- 良い母親にならないとと脅迫観念に囚われた母親
- 娘だけは守らないととモンスターペアレンツ化する父親
- 幼児返りする娘
それそれがそれぞれの、感情に振り回されて、徐々に狂っていきます。
そこまでグロやエロいシーンが無いと言いましたが、そのせいか、妙にリアリティがあります。
いききった描写ではないので、現実世界でも十分ありえそうなレベル感です。
娘が一番こわい
個人的に一番怖いと思ったのは、娘の行動ですかね。
大人になると色々経験するので、これまでの体験をベースに狂える幅?が大きくなりえそうですが、
娘は人生経験が短いので、本能的に狂っている感じがします。
- 母親にもらった筆箱を捨てる
- 弁当を食べたふりをしてすべて捨てている
- 同級生を突き落とす
なかなかにサイコパスです。
歴史に名を残す、少年少女犯罪に匹敵するサイコパスぶりです。
母親の狂い方
土屋太鳳が演じる医者と再婚したお母さんですが、
最初にサイコパス感が出てくるのが、踏切に倒れている酔っ払ったおっさんを見逃してしまおうかと思うシーンです。
結局は助けるのですが、開業医だったその男と結婚します。
よくある娘婿に厳しい姑から「子作りはしてる?」などとハラスメントをうけたり、娘と旦那のおかしな行動のせいで、徐々に狂いだします。
でも結局は、娘のサイコパス感がすべての元凶のような気がしますね。
同級生を突き落としておいて平気なのは、生まれ持ったサイコパスでしかないですからね。
他人に狂わされたのが母親で、元来のサイコパスではありません。
旦那のサイコパスぶり
この旦那は持って生まれたサイコパスです。
この父親があり、娘ありといった感じです。
娘がサイコパスなのは、父親の遺伝でしょう。
この父親がサイコパスになったのは、母親の原因が少しありますが、いじめられていたなどの環境が主な要因です。
踏切で助けてくれた女に向かって「人間が轢かれて死んでしまう瞬間を見てみたいかも」などと最初からサイコパス感をだしています。
昔飼っていたうさぎを剥製にして飾っていたり、自分の裸を毎年絵に描いているなど、れっきとしたサイコパスです。
学歴が低い人間を馬鹿にする感じは、劣等感の現れですね。
まあこのタイプは、現実世界にもたくさんいますが。
まとめ
そして、最後は医者である旦那が、学校の予防接種で全生徒にインシュリンを注射します。
1mgのインシュリン投与で人間は死んでしまうそうです。
一番怖いのは、現実世界でも似たような事が起こっていることですね。
- 医者の言うことは信じる
- みんながやっているから自分もやる
コロナワクチン接種を彷彿させますね。
コロナワクチン接種後に死亡している人がたくさんいるのにも関わらず、そういう事実には目をつぶって、6回目のワクチンを接種する人が出てきました。
- 政府が言ってるから
- 無料だから
- みんなやってるから
とアホみたいにワクチンを打ち続けています。
自分の命が一番大切なはずなのに、大衆に流されて思考停止でワクチンを打ち続ける、、
実は人間はひとり残らずサイコパスなのかも知れませんね。
お後がよろしいようで。
コメント