車中泊しながら、日本をフラフラしています。
今日も、とある図書館に行って、読書です。
「0円で生きる」
今回読んだ本は、
「0円で生きる」
著者は、鶴見 済(つるみ わたる)さんです。
東大出身だそうです。
期待できます。
他の著書に「完全自殺マニュアル」などがあります。
おもしろそうな本を書いてますね。
どんな本?
0円で生きると行っても、実際には無理ですよね。
基本的にこの本は、反資本主義的な内容です。
新しいものを買うより、シェアしようよ、というスタンスを取っています。
現実世界でも、資本主義の限界が見えてきて、シェアリングエコノミーという言葉がはやっていますね。
ちなみにこの本は2017年に書かれているので、シェアリングエコノミーが世間に普及し始めたくらいのタイミングですかね。
この記事は2023年に書いているので、さらにシェアリングエコノミーが進みつつあります。
とはいえ、そこまで大きくは変わっていません。
本書では、具体的にお金を使わない方法や、シェアするための知恵を紹介しています。
実際にあるシェアリングサービス
この本の良い所は、具体的なシェアリングサービスを紹介しているところです。
私も知らない事がいくつかありました。
いくつか紹介します。
- ジモティ(全般)
- カウチサーフィン(無料で住める系)
- のってこ(シェアライド系)
- 各地で開催されているフリーマーケット
実際にはもっと紹介されています。
ヒッチハイクや、ゴミを拾う方法、など原始的なものにも触れています。
著者が実際に色々と経験しているのも、リアリティがあっていいです。
実体験の紹介が良い
著者が実際に経験して、感想などを紹介しているので、信頼できます。
マイナス目mンをしっかり紹介しているのが好感持てます
ウェブ上には、とってつけたような、薄い記事ばっかりですからね。
例えば、カウチサーフィンをベトナムでやってみた、体験談などを紹介しています。
また、実際に外国人を自分の家に泊めた時にエピソードも紹介しています。
ゴミ拾いを生業としている、ホームレスおじさんの話も載っています。
マイナス面を紹介するのが良い
シェアリングのいい面だけではなく、悪い点もしっかり紹介しているのが良いです。
私もカウチサーフィンで計10泊ほどしたことがあるのですが、
「人によっては苦痛だろうなー」という感想を持っています。
まず言語の問題です。
基本的に英語のサービスです。
ウェブページも日本語対応してないと思います。
日常会話くらいの英語レベルは必須です。
正直、英語全くはなせないのに、ノリで使ってるツワモノもいます。
あとは、変なヤツもいる、という点です。
基本的に無料で泊めてもらおう、という人ですから、全員ではないですが変なやつもいます。
勝手に冷蔵庫をあさるやつ、掃除しないやつ、へんな要求してくるやつ、臭いやつ、
などなど、トラブルになりそうな事案はいくつもあります。
シェアリングサービスは、お互い人間ができていて、初めてうまくいくものだと思いました。
シェアリングサービスはこれから必須
ここからは、個人の感想です。
シェアリングサービスは、これからの世界で絶対に生活から切り離せないものになります。
いままでよりもシェアリングサービスは大事になってきます。
一番の大きな理由は、貧富の差です。
1億総中流の時代から、どんどん貧富の差が拡大し、
年収1億円と100万円の層、に分かれ、中間層が圧倒的に少なくなります。
しかも9割以上が年収100万円の層です。
こういう時代になったときに、貧富の貧に属する人たちは、ものを買えませんから、否が応でもものをシェアする必要がでてきます。
使うものだけでなく、住む場所もシェアするようになるでしょう。
シェアハウスや、コミュニティみたいなものが、日本中に乱立すると思います。
シャアリング社会になったときに、うまくやっていけるのは、コミュニケーション能力がある人間です。
相手とうまくやっていけない、気遣いができない、迷惑をかけすぎる、
そのような人間は追い出されてしまうでしょう。
このような世界になった時に、必要なものは大きく2つ
圧倒的に稼げるスキルか、他人とうまくやるコミュニケーション能力か、
この2つです。
あなたはどちらを選びますか?
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