斎藤幸平の「人新世の資本論」が的を射てると思うのでレビュー

ひまつぶしに車中泊しながら、日本を周っています。

無料で遊べる最強の場所は図書館です。

今日も富山県の図書館にいきました。

適当に物色していると、斎藤幸平の「人新世の資本論」があったので、手に取りました。

ちょうど読みたいと思っていたやつです。

資本主義をやめよう

さすがに1日で全部は読めません。

100ページくらいを斜め読みしました。

だいたい言いたいことは、「資本主義」には限界がある、といった考え方ですかね。

どこまで経済成長つづけんねん、地球滅びるって。

みたいな主張です。

この意見には概ね同感です。

普通に考えれば、無限に成長するとかありえないですからね。

実際問題、2023年現在、すでに資本主義の崩壊が見え始めてます。

  • 経済格差
  • 地球環境破壊

この2つが顕著ですかね。

ファクトフルネスで紹介されているように、全体をみれば世界は良くなっている、らしいですが、

その反面、明らかに、経済格差によく問題は起きていますよね。

そしてネットとSNSの普及で、自分が世界の中でどのくらいの立ち位置にいるのかが、可視化されました。

自分はまぁまぁ幸福じゃん、と思うか、

それとも、やば、世界で見たら自分クソ貧乏じゃん、

と感じる人も多いでしょう。

日本に生まれただけで、世界的に見れば、だいぶ幸せな方かと思いますが、人間は隣の芝が青く見えるものです。

革命が起こる?

本に登場したわけではありませんが、私が常に考えていることの一つに、次の革命はいつだろう、というものがあります。

フランス革命、百姓一揆、アラブの春、

など、大衆の我慢が限界に達し、反乱や革命が起きた事が歴史上何度もあります。

次の大きな革命や反乱は、経済弱者による、経済強者への反乱でしょう。

資本主義の崩壊が見え始めてから、その機運がどんどん高まっていますよね。

トランプの当選や、ロシア戦争など、世界の混乱が増えて来たように思います。

人間は、他人と比較することで、幸福度を測る生き物です。

かつてブータンが幸福度が高い国の常連でしたが、他の世界が見えるようになって、一気に幸福度が落ちた、という話もあります。

自分のなかに幸福度の尺度を持つというのは、なかなか大変な作業ではありますが、ぜひ獲得したいですね。

資本主義に変わるのは?

では資本主義に取って代わるのは、なんなのでしょうか?

社会主義は失敗、資本主義もだめそう、じゃあ次は?

おそらく完璧な〇〇主義とはいうものは存在しないでしょう。

資本主義は最低だ、ただ他よりも良いだけだ、

と誰かが言ってましたが、まさにその通りだと思います。

資本主義に変わる〇〇主義は、自然発生的に登場するでしょうが、

それは常に、他のものよりは少しいいだけ、というだけです。

資本主義経済の次の世界、一体どんな世界が来るのでしょうか

定点観測しつつ、自分は個人の幸福度を最大化させていこうと思います。

明日も図書館にいきます。

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