※ネタバレ含む
韓国サイコパス系映画の「チェイサー」が面白かったのでレビューします。
途中で気がついたのですが、見るの2回目でした。
どんな映画
韓国ではR18指定、日本ではR15指定です。
日本の方が規制がゆるいんですね。
実際に起こった事件「ソウル20人連続殺人事件」を元に作られています。
レオナルド・ディカプリオがリメイク権を獲得しているようです。
ちょっとだけ楽しみです。
風俗嬢ばかりを狙うサイコパス殺人鬼の話です。
元刑事のポン引きが主人公で、彼が抱えている風俗嬢がある日姿を消します。
この世界では事前に知らせずに蒸発することはよくあるので、最初は「またか」といった感じです。
しかし何か不思議に思ったポン引きは、次に送った風俗嬢に、派遣先の家についたらすぐに住所をメールで教えるように伝えます。
しかし一向に返事がきません。
変に思ったポン引きは、派遣した女を探しにいきますが、その最中にある男と車でガッチンコしてしまいます。
その男のシャツには血がついており、偶然にもそいつが風俗嬢を殺している殺人鬼ではないか、と勘ぐります。
風俗嬢を呼んだ男の電話番号は当然知っているので、そこの番号に電話をかけると、その目の前の男の携帯が鳴ります。
確信したポン引きは「電話にでろよ」と言いますが、男はそこから逃げ出します。
ポン引きはがんばってその殺人鬼を捕まえて、ボコボコにして警察に突き出します。
風俗嬢をどこに匿っているか聞き出そうとしますが、全く口を割りません。
あろうことか、警察は決定的な証拠がないとして、殺人鬼は釈放されてしまいます。
その間、風俗嬢は監禁されながら、実はずっと生き延びていました。
その風俗嬢には娘がおり、ポン引きは娘を引き取り、一緒に母親の捜索を続けます。
監禁されていた風俗嬢はなんとか自力で抜け出します。
近くの売店に逃げ込みます。
そこへ、釈放されたサイコパス野郎が立ち寄ります。(どんな偶然?)
店の店主に「あぶないやつがいるらしいからここに居てくれ」をお願いされます。(どんな偶然?)
奥で休んでいる風俗嬢を見つけ出したサイコパス野郎は、その場で風俗嬢を殺します。(どんな不運?)
最後は、ポン引きがたまたまサイコパス野郎の家を割り出し(どんな偶然?)、サイコパス野郎と取っ組み合っているところに、警察が押しかけます(どんな偶然?)
偶然に偶然が重なる、不幸映画なのに、展開だけご都合主義な映画でした。
まとめ
ハッピーエンドにならないのが、韓国映画っぽくて良いですね。
とことん偶然が重なりますが、最後はしっかりバッドエンドです。
実際の事件ってバッドエンドがほとんどでしょうから、より現実味があるかもしれません。
感情移入しやすい人は、こころして見てくださいね。
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